11月には会議やイベントが犇く(ひしめく)。
何でこの時期ばかり集中させる!!!と罵り(ののしり)たいが、仕方ない。
九州の保険医協会の事務局員が年1回集まって研修旅行をするが、これが丁度この時期。
今年は熊本。形式どおり講師を呼んで講演した。熊本日日新聞編集委員の方。60前後のベテランの方。
タイトルは「医療とマスコミ」。
で期待通りタイトルどおりの話ではなく、新聞の現状と読者の現状の話が出た。
インターネットと携帯の普及で無料で情報が手に入る現在、新聞の発行部数が減ってきているらしい。
もっぱらの関心は下げ止まりがどこなのかということ。現実はとても厳しい。
読者の読解力が下がっていることも指摘していた。タイトルの「読み解くチカラ」はここからくる。
「今度大学で講義することになりましたが、新聞の読み方を教えてほしいって言われるんですよ」
新聞に書いている内容が理解出来ない…とのこと。書かれていることが理解できない場合は、「700円くらいの新書」…といっていたと思う。この新書とは内容は浅薄だけれど読みやすいという意味だと思う。
3000円くらいの専門書(と言っていたかわからないけど、より詳しいもののこと。第一3000円の専門書などあるはずも無い。もっと高い)だといいけれど…
30年前、中学・高校の担任が、出来の悪いガキをつかまえてもったいぶって言っていたのを思い出す。
「医療とマスコミ」の話で、実は最も大切な部分であったのかもしれない。イイ大人の事務局員を捕まえてなに言ってんだろうと思ったが、“参加しているほとんどヤツは理解できてねぇーだろう?”と言いたかったのかも。
読解力とは、知識であり、経験であり、このあたりの基礎が出来ていないと新聞どころか新書も読めない。
30年振りに耳に痛い話を聞けて良かったのかもしれない。

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